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おからみそをつくろう

毎年保育園の給食のお味噌を手作りしてきたこまば分室の子どもたち、今年は例年とは違った、「おからみそ」を作ることにチャレンジしました。

材料のおからは、前日にお豆腐屋さんに自分たちで買いに行ったものです。

おから味噌を作る前に、栄養士のるみ先生からおからについて教えてもらいました。おからはお豆腐をつくるときにできますが、お豆腐屋さんでは年間約5万トンほど捨てられているそうです。

「るみ先生で言うと1000人分くらいのおからが捨てられているんだよ」と言うるみ先生の言葉に「えー!」「おおすぎる!」と驚くみんな。

捨てられてしまうはずのおからをみんなで有効活用していくことは意味のあることです。

おからみそづくりは、おから、麹、豆乳、塩を混ぜてつくります。

「きもちいいね」「もっとさわりたい」

感触を楽しみながら混ぜることが出来ました。

豆乳も加えてしっとりしたら、さらによく混ぜ、お団子にしていきました。

お団子にできたら、袋に入れてパンチ!

空気をぬいて、カビが来るのを防ぎます。

普通の味噌は完成まで約一年かかりますが、おから味噌は約半年で完成するそうです。完成したら、普通の味噌のようにお味噌汁に入れても良いですし、野菜におから味噌をつけて食べても美味しいそうです。

 

みんなで力を合わせて仕込んだおからみそ。

変化を観察していこうと思います。

 

自分だけのお茶碗をつくろう

4,5歳児のお友だちと保護者の方で、代々木上原のstudio knotさんにて陶芸ワークショップを開催しました。

お茶道で使うための、自分だけのお茶碗を作ります。

今年は、「タタラ作り」という去年とは別の技法を教えていただきました。

様々な色の粘土の板を用意して頂いたので、色つきの粘土を好きな形に切り抜いて、土台となる粘土の板の上に乗せ、模様や絵を作っていきます。

粘土をたたいてのばしたら、好きな色の粘土を切って模様をつけていく子どもたち。

同じ技法でも、一人一人違った個性豊かなお茶碗が出来ていきました。

3月下旬に焼きあがるとのことなので、完成したらみんなで作ったお茶碗を使ってお茶会を開くのが楽しみです!

 

さくらもちを作ってみよう

今月の植草社長をお招きしての和菓子作りは「桜餅」。

植草社長が焼いてきてくださったピンクの丸い生地を見ると

「ハムみたい!」と手に取って嬉しそうな子どもたち。

手順を教えていただき、あんこを包んで、塩づけした桜と桜の葉で飾りました。

この桜餅は主に関東で食べられている形で、関西では道明寺という桜餅が一般的です。「次(3月)は道明寺を作ってみたいね」と次回のことも楽しみにしていました。

翌日の茶道体験では、みんなが作った桜餅を楊枝で切って食べるお作法も教えてもらいました。

少し力がいりますが、楊枝を使って切って食べるお友だち

「昨日味見したときよりしょっぱい!」

塩の味が染みていることに気付いていました。

お茶道は、お友だちのためにお茶を点てる練習をしました。

「おいしい」と言ってもらえると、ほっとして嬉しそうな表情の子どもたちでした。

季節の和菓子作りと茶道体験を重ねていきます。

 

清水先生と味噌づくり

今年も、発酵美人堂の清水紫織先生をお招きし、いっしょにお味噌づくりをしました。保育園の給食で使うお味噌は、毎年子どもたちで手作りしています。

清水先生が茹でた大豆を見せてくださいました。

「おまめ!」と子どもたち。

お味噌づくりに使う材料は3つだけ。大豆と、こうじと、お塩です。

それぞれみんなでさわってみました。

大豆を袋に入れて、1人ずつつぶしていきます。ドンドンとたたいてつぶすお友だち、指先でお豆1つずつつぶすお友だち、それぞれのやり方で集中して大豆をつぶすことができました。

麹と塩を手でかきまぜたら、みんなのつぶした大豆を入れて、手でぎゅっぎゅっとつぶしながらまぜていきます。

こねこねしていたら「おだんごできた!」

しっかりこねたら、みんなで大きなお団子にして、甕につめていきます。

甕にいれたらパンチパンチ!空気をぬかないとカビがきてしまうそう。

一生懸命手仕事を楽しむ子どもたちでした。

今日つくったお味噌が食べられるのは、10月ごろだそう。

カレンダーを見ながら、「わたしが4さいになってからってこと!?」と10月を楽しみにする子どもたちでした。

今年のお味噌はどんな味になるかな。変化を楽しんでいきたいです。

 

ナメタガレイの「おさかなのじかん」

Cara三宿のオーナーである北川シェフにゲストティーチャーに来ていただいて、おさかなのじかんを行いました。

今日のおさかなは「ナメタガレイ」

箱をあけると「わー!」と歓声があがり、一斉に手をのばしてカレイに触れてみる子どもたち。

表は黒くて目がありますが、裏返すと白くて目がないことに気付きました。

「カレイはこうやって海の底をおよいでいるんだよ」とシェフがカレイを動かして教えてくれます。

「だから上にしか目がないんだよ」「背中は海の底と同じ色。おなかは見えないから、白いんだ」

カレイについて知ったあとは、シェフがカレイを5枚におろしてくださいます。

真剣な表情で包丁さばきを見つめる子どもたち。「かわいそう・・・」という声もありました。

しばらく切ると、卵がでてきました。「うわー!たまご!」と盛り上がりました。

身や卵を切り終え、骨とひれだけになったナメタカレイも触ってみます。

皮や頭もさわってみたり観察したりしました。

その間にシェフがホットプレートでカレイを焼いてくださいました。

カレイが配られると、熱いのもおかまいなしに、パクっと口に運ぶ子どもたち。

「おかわり!」の声がなりやまず、あっというまに全部なくなってしまいました。

おさかなのじかんが大好きな子どもたち。子どもたちだけでなく保育者もナメタガレイについて知ることができました。

作ってくれた人への感謝だけでなく、命ある食材をいただくという感謝も持ち、「いただきます」「ごちそうさま」を大切にしていきます。

 

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