12月の食育は鮭まるごと解体

12月の食育活動は、世田谷区のシチリア料理店Caraの北川シェフを招き、鮭1匹の解体ショーです。

保管箱から1匹の鮭が出てくると、「うわー おさかな!」「大きい!」「こわい!」「食べられる?」いろんな声が飛び出しました。「さわってもいいよ」という保育士の声に、鮭の表面をおそるおそるなでる子どもたち。中には懐中電灯で調べようとする子もいます。

先生が包丁を取り出し、頭を切り落として身を開き、骨を取る様子を驚いたような目でじっと見つめながら、「赤い」「オレンジだね」と色の違いへの気づきがありました。また、切り落とした頭や骨、目など指先でつんつんとつついては「目はやわらかい」「歯は痛いよ」と感触はさまざまあることも学びました。

切り身になった鮭に、「これ見たことある」という声が。スーパーなどに売っているみんなの知っている切り身が、こうやってできているのだということがつながった瞬間でした。

その後ホットプレートで身を焼いて試食しました。焼きたての暖かい鮭。料理になる過程を見ることが出来たからか、普段給食であまりお魚を食べないお友だちも「おかわり!」「もっとちょうだい!」との声。

魚がどんな形をしているのか、その感触はどうかなど、たくさんのことを確かめ、味わうことができた活動でした。

1月は発酵美人堂清水さんによる塩麴づくりを予定しています。今後も食を通した子どもたちのたくさんの学びや関心を引きだすプログラムを組んでいきたいと思います。