正和行学グループに
ついて

「ひろがり保育プロジェクト」に取り組む正和行学グループは、
学校法人正和学園を中心に、
保育・教育・療育・子育て支援を通じて地域社会とともに
新しいコミュニティを創り出す教育グループです。

保育園や認定こども園、児童発達支援などの療育施設、
子育て支援拠点や地域コミュニティの場など、
多様な学びと暮らしの環境を運営しています。

こどもたちの育ちを支えることは、
同時に社会をよりよくしていくことでもあります。

私たちは、保育・教育・療育の実践を通じて、
地域や社会とともに新しい価値を生み出す取り組みを
ソーシャルアクションとして展開しています。

こどもを中心に人と人、地域と社会をつなぎながら、
誰一人取り残さない社会と新しいコミュニティのかたちを
実践の中からつくり続けています。

ここでは、「ひろがり保育プロジェクト」の基盤となる
正和行学グループの理念と取り組みをご紹介します。

森の中で過ごすこどもたち

正和行学グループ

私たちの
“いきいき保育”
=こどもが世界と出会う学び

こどもは、生まれながらにして世界に対する好奇心を持ち、自ら学び、育とうとする力を備えています。触れ、試し、問い、人と関わりながら世界を獲得していく。遊びや日々の生活の中で起こる出来事の一つひとつが、こどもにとっては大切な学びの機会です。私たちは、保育とはこどもが世界と出会い、自分なりの理解を深めていく学びのプロセスを支える営みであると考えています。

その根底にあるのが「こども中心」という考え方です。こどもを保護される存在としてだけではなく、主体的に世界を理解し、社会を共に形づくっていく存在として捉えます。大人が正解を与えるのではなく、こども一人ひとりの問いや好奇心を起点に、学んでいく過程に寄り添います。保育者は、こどもに知識を教える存在である前に、こどもとともに世界を探究するファシリテーターです。

こどもたちは、試行錯誤の中で学び続け、自分の意思で未来を切り拓き、他者と協働しながら社会をよりよくしていく存在となります。こどもがいきいきと育つとき、社会もまた、いきいきと変わっていく。それが、私たち正和行学グループが目指す保育です。

保育理念

いきいき
(Well-being in Action)

私たちは、こどもたちがいきいきと躍動感にあふれる姿で日々を過ごしていることこそが、健全な保育が実践されている何よりの証であると考えています。
こどもが安心して過ごし、自分らしく表現し、夢中になって遊びや学びに向かうとき、そこには豊かな育ちの環境があります。
また、こどもの成長と発達に関わるすべての人は、こどもの育ちを支える保育者であると私たちは考えています。

保育方針

こども中心

  1. こどもたちは健全に育つ力を持っています。
  2. こどもたちは素敵な学び手です。
  3. こどもたちは未来を築く参加者の一員です。
  4. 好奇心、創造力、感動力において、
    こどもたちは大人の知らない世界を感じとっています。
  5. 多様性こそが、力強く新しい未来をつくる大きな要因です。

私たちは、これらの事実を認め、
こどもの育ちを中心に保育を展開します。

保育目標

  • 生きる力を育む保育

    こども一人ひとりが本来持つ力を引き出し、自ら考え、選び、未来を切り拓いていく「生きる力」を育みます。

  • 探究する「遊びと生活」

    こどもの好奇心や問いを大切にし、遊びや日々の生活の中で生まれる探究を支えます。
    こどもは遊びの中で世界を理解し、自ら学びを深めていきます。

  • まちぐるみで育つ保育

    家庭、地域、社会とともに、こどもを中心とした学びのコミュニティをつくります。
    こどもたちは社会の一員として、人と関わりながら成長していきます。

私たちのソーシャルアクション

4つの視点から
創出される
いきいき社会

保育園は、こどもたちが初めて社会と出会い、世界とつながる「はじまりの場所」です。
こどもたちは、日々の暮らしの中で人と関わり、自然に触れ、地域と出会いながら、
自分を起点にした世界を少しずつ広げていきます。

その積み重ねは、自分をかけがえのない存在として大切にすること、
他者の多様なあり方を尊重すること、
そして、自分自身の行動で社会をより良くできる力(Agency)に気づくことへと
つながっていきます。

こどもたちの「生きていく力」が、そのまま社会の豊かさへと循環していく。
私たちは、保育の営みを通して、誰もが「自分らしく、いきいきと」暮らせる未来を共創する。
この挑戦を、私たちは「ソーシャルアクション」と呼んでいます。

いとなみ

食や農業のいとなみ / 自然とのいとなみ /
伝統文化とのいとなみ / +あなたのいとなみ

こどもたちは、日々の暮らしの中で社会と出会います。
食べること、自然に触れること、文化に出会うこと。
そうした日常の経験を通して、こどもたちは世界との関係を感じ取り、自分が社会の一員として生きていることを理解していきます。
私たちは、食・自然・文化といった「暮らしのいとなみ」を通して、こどもたちが社会とのつながりを実感し、共に生きる感覚を育む保育を大切にしています。

いとなみの実践

  • 誰でも、いつでも利用できる保育私たちは、すべてのこどもが必要なときに、いつでも安心して利用できる保育を目指しています。
    国籍、文化、障がいの有無、家庭環境、行政認定の有無などに関わらず、多様な背景を持つこどもたちが共に育つ環境をつくっています。
    異なる文化や個性と出会う経験は、互いを尊重し合い、共に生きる社会の感覚を育てます。
  • 本物の文化や芸術に日常的にふれる私たちは、文化や芸術との出会いを特別な行事としてではなく、日常の学びとして大切にしています。
    森美術館などの文化施設を訪れ、本物の芸術に触れる。
    明治神宮の森を歩き、自然や歴史と出会う。
    また、地域の祭りや行事、まちで行われるイベントにも積極的に参加し、こどもたちは社会の営みを体験していきます。
    まち全体が、こどもたちの学びの環境です。
  • 食と文化を感じる食育私たちは、食を単なる栄養や健康のための活動としてではなく、文化を育む大切ないとなみとして捉えています。
    旬の食材に触れ、料理を体験し、自然の恵みを味わう。
    そうした経験を通して、こどもたちは自然と人とのつながりを感じ取っていきます。
    日本の食文化は、世界から高く評価される文化の一つです。
    私たちは、日本食をはじめとする多様な食文化と出会う体験を大切にしています。

こころみ

あたらしい保育のこころみ / あたらしい仕組みのこころみ /
DXのこころみ / +あなたのこころみ

社会が変化し続ける中で、こどもたちの育ちを支える保育もまた、進化し続ける必要があります。
私たちは、保育の環境や仕組みを探究しながら、新しい実践を生み出しています。
それは、こどもの探究を支える学びの環境づくり、多様なこどもたちが共に育つ仕組み、そして社会の変化に応答する新しい保育のかたちです。
こうした「こころみ」を通して、こども一人ひとりの可能性がひらかれる探究的で創造的な学びの環境をつくっています。

こころみの実践

  • インクルーシブ保育私たちは、すべてのこどもが同じ環境の中で共に過ごし、共に育つことを大切にしています。
    国籍や文化、言語、障がいの有無、発達の違いだけでなく、年齢の違いも含めた多様なこどもたちが、同じ空間で生活し学び合う環境をつくっています。
    施設によっては、児童発達支援の機能を園の中に内包し、保育と療育が自然につながる環境を整えています。
    多様なこどもたちが共に育つ環境は、学びをより豊かで力強いものにし、互いの価値観を理解し認め合う力を育てます。
  • 医療的ケア児を支える協働保育医療・福祉・教育が連携し、医療的ケアが必要なこどもたちも地域のこどもたちと共に過ごせる環境を整えています。
    多様なこどもたちが同じ社会の中で育つことは、すべてのこどもにとって大切な学びになります。
  • DXによる新しい保育環境ICTシステムやキャッシュレスシステムの導入など、保育の現場にデジタル技術を活用しています。
    これにより、保護者とのコミュニケーションや園の運営をよりスムーズにするとともに、保育者がこどもと向き合う時間をより多く確保できる環境を整えています。
    デジタル技術は、こどもたちの学びを支えるための環境づくりの一つです。
  • 次世代テクノロジー探究プログラム正和行学グループでは、STEAMプログラム(TechPark)を実施し、こどもたちがテクノロジーを創造的に探究する学びの機会を提供しています。
    こどもたちは、テクノロジーを「使う」だけではなく、自ら考え、試し、創り出す体験を重ねながら、
    ・Computational Thinking(計算論的思考)
    ・Creative Problem Solving(創造的問題解決)
    ・Digital Creativity(デジタル創造力)
    を身につけていきます。
    未来社会を生きるための新しい学びとして、希望するこどもたちに向けたオプションプログラムとして提供されています。

つながり

こども同士のつながり / こどもとおとなのつながり /
まちとのつながり / +あなたのつながり

こどもは、人との関係の中で学びます。
友だちと遊び、大人と対話し、地域の人と出会う。
その経験の中で、こどもたちは社会との関わり方を学び、共に生きる力を育んでいきます。
私たちは、こどもを中心に広がる関係を「つながり」と呼んでいます。
地域の保育施設やこども関連機関、地域の人々や団体がつながることで、一つの施設の枠を超えた学びの環境が生まれます。
こうしたネットワークは、地域全体をこどもたちの学びの場へと広げ、多機能で豊かなコミュニティをつくり出します。
こどもたちは、まちの中で出会い、まちと関わり、まちの一員として育っていきます。
また、こどもを通して保護者同士のつながりも生まれ、地域の中に新しいコミュニティが育まれていきます。
こどもたちを中心に広がる関係は、まちをつくり、社会をつくる力になります。

つながりの実践

  • 地域と共に育つ保育 地域の商店街の神輿祭りをはじめとしたまちづくりイベントに園児が参画し、地域のつながり活性化に貢献。
  • 画期的なバス送迎システムの開発 送迎ステーションの設置により、保育園や幼稚園の選択枠をひろげています。
つながり保育プロジェクト

ひろがり

地域を越えたひろがり / 国や言語を越えたひろがり /
世代を越えたひろがり / +あなたのひろがり

こどもたちの世界は、瑞々しい出会いと未知なる経験によって、無限に広がっていきます。
異なる文化、異なる価値観、異なる世代。
多様な「他者」との出会いは、こどもたちの視野を押し広げ、自分とは異なる存在と共に生きるための、しなやかで力強い根を育てます。
私たちは、日々の地域の暮らしを大切に紡ぎながら、そこから社会へ、そして世界へと地続きに繋がる「学びのコミュニティ」を広げています。
こどもたちは、身近な地域という安心できる場所で育ちながら、境界を越えて多様な人々と出会い、自分だけの世界を少しずつ描き直していきます。
その一つひとつの積み重ねが、一人の人間として、そして社会の豊かな担い手として生きていく確かな力へと繋がっていくのです。

ひろがりの実践

  • 世界とつながる学び オンライン交流や国際的な教育ネットワークを通じて、世界のこどもたちとつながる機会をつくっています。
    異なる文化や暮らしに触れる経験は、こどもたちの好奇心を広げ、世界への関心を育てます。
  • 世界の文化と食を体験する 世界各国の料理や文化に触れる体験を通じて、こどもたちは多様な文化や暮らしを学びます。
    海外出身の保護者や地域の方々とともに世界の食文化を体験することで、多文化理解を深めています。
  • 世界から学ぶ保育者 保育者は海外の教育現場を訪れ、国際的な幼児教育の実践から学び続けています。
    ニュージーランド、レッジョ・エミリア、北欧などの教育機関での研修を通じて、世界の教育思想や実践を保育環境に取り入れています。
  • 国際教育ネットワーク ユネスコスクールへの参加を通じ、持続可能な社会を担う教育の国際ネットワークに参画しています。
    また、グローバルな教育機関との交流を通じて、こどもたちが多様な文化や価値観と出会う環境を広げていきます。
  • 木とともに育つ保育環境 正和行学グループは東京都産業労働局と建築物木材利用促進協定を締結し、木材を活かした保育空間づくりを進めています。
    木の温もりを感じる空間は、こどもたちの身体感覚や自然とのつながりを育てます。
  • 社会と共につくる保育 クラウドファンディングによって複数の保育施設を整備するなど、社会と共につくる保育を実践しています。
    また、大学との連携によるキャンパス内保育施設の設置など、教育と社会をつなぐ新しいモデルを生み出しています。
  • 全国規模の保育ネットワーク 正和行学グループは、全国の保育・教育団体において理事などの役割を担い、保育分野の発展に主体的に関わっています。
    【主な参画団体】
    ・特定非営利活動法人 全国認定こども園協会
    ・特定非営利活動法人 全国小規模保育協議会
    ・東京都私立幼稚園連合会
    ・一般社団法人 こどもDX推進協会
    ・社会福祉連携推進法人 あたらしい保育イニシアチブ
    ・こども未来政策研究会・東京
    ・一般社団法人 児童発達支援研究機構

    こうした活動を通じて、保育は社会を支えるソーシャルキャピタルの一部として機能していきます。

「いきいき」を創り出す
正和行学グループのかたち

正和行学グループの取り組みマップ 正和行学グループの取り組みマップ SEIWA GYOUGAKU GROUP initiatives map SEIWA GYOUGAKU GROUP initiatives map

正和行学グループとは