この梅、レインボーだね!みんなでうめぼし作り
梅しごとの季節です。保育園のお散歩でよく訪れる駒場公園には梅の木があり、この季節になると、「うめあった!」と梅の実を拾い集めたり、大事に手に持って感触や匂いを確かめて遊ぶ姿がたくさん見られています。


梅の実に親しみを持っている保育園のみんなで、うめぼし作りに挑戦しました。爪楊枝でヘタを取り、一粒一粒を丁寧にキッチンペーパーでふき取っていきます。以前、梅ジュース作りにも挑戦したみんな。ヘタを取るのはもうお手の物です。みんな、「取れたよ!」「もっといっぱいやりたい!」と積極的に梅のヘタを取ってくれました。


完熟梅なので、一粒の梅の中に黄色や赤、緑といった様々な色があります。「この梅、レインボー色だね!」と嬉しそうに見せてくれるお友だちもいました。「いい匂いがする~」と梅の匂いを感じながらヘタを取る姿も。五感を使いながらうめぼし作りを楽しんでいました。



次に塩の分量を量りました。今回は3キロの梅を使うので、600グラムの塩を使います。3つのテーブルに分かれていたので、それぞれのテーブルで200グラムずつ量ってボウルに塩を入れました。「200グラムにちょうせん~」とみんなで歌いながらボウルに塩を入れて行きます。量りの数字をよく見ながら塩を入れていくことが出来ました。「あともうちょっとかな」「200になった!」「多くなっちゃったから戻そう…」

梅ジュースづくりの時に氷砂糖を食べて、味を確かめたみんな。今日も「ちょっとだけ食べたい…」と言って、手についた塩を舐めて味見していました。「しょっぱい!」と言いながらも、「もっと食べたーい!」と塩を何度も食べるお友だちもいました。砂糖でも塩でも、味見が好きなようです。

塩を量った後は、瓶の中に梅と塩を交互に入れていきます。「うめー!次はしおー!」と声を掛け合いながらみんなで手分けして瓶に梅と塩を入れることが出来ました。

最後に重しを乗せて瓶のふたを閉めました。梅酢が上がってきたら、またみんなで梅を干そうと思います。梅ジュースと合わせて、梅干しの様子もみんなで観察していきたいと思います。
梅の色や匂い、塩の味などを楽しみながらみんなで梅干し作りをすることが出来ました。今後も、梅干し作りなど、季節を感じられる食育活動を実施して、食への興味を深めていければいいなと思います。