• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Instagram
 
 
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Instagram

お知らせ

原町田プラス

とうきょうすくわくプログラム活動報告 植物~自然物を感じ遊ぶ~「しいたけ収穫 さあ、食べ てみよう」

1.活動のテーマ

〈テーマ〉植物~自然物を感じ遊ぶ~「しいたけ収穫 さあ、食べ てみよう」

〈テーマ設定の理由〉

きのこへの関心が高まっているこどもたちが、自分たちで育てたきのこを観察し、収穫までの過程を楽しむ姿が見られました。また、育てたきのこを実際に食べるという経験は、こどもたちにとって初めてであり、食への興味や喜びにもつながっていました。このような体験を通して、自然や食への関心を深めています。

2.活動スケジュール

日程をあらかじめ設定するのではなく、こどもの興味が高まったタイミングで、すぐに実現できるようにしていく。しいたけやなめこの栽培では、毎日朝と夕方に観察を行い、収穫の時期を迎えたらその都度収穫する。

その後、収穫したきのこをどのように活用するかについては、こどもたちと一緒に話し合いながら決めていく。

3.活動のために準備した素材や道具、環境設定

きのこの活動が集中できるようにマットを用意する。また、きのこの活動を記録したり、新たな疑問などを調べられるように、デジカメやタブレット、パソコンを用意した。

4.探究活動の実績

〈活動の内容〉 しいたけを収穫し、クッキングをする。

〈活動の子供の姿・声、子供同士や保育者との関わり等〉

「もうすぐ収穫かな」——そう思いながら朝、しいたけの様子を見てみると、育てていたしいたけがとても大きくなっていました。
「しいたけ大きい」「しいたけとりたい」というこどもの声をきっかけに、みんなでしいたけを収穫してみることにしました。

ついに収穫の時。こどもたちも大喜びです。保育者と一緒に、慎重にはさみを使ってしいたけを切り取ります。その表情は真剣そのもの。隣では、別の子が「がんばれ」と見守ります。

2歳児クラスだけでなく、1歳児や一時保育のおともだちもきのこに興味をもち、一緒に収穫の喜びを分かち合いました。「やったー!」「とれた!」「ぷにぷにしてる!」と、収穫したきのこの感触を楽しんだり、いろいろな角度からじっくりと観察していました。

「とれたきのこ、食べてみようか?」とこどもたちに問いかけてみると、「焼いて食べてみたい!」という声があり、さっそくホットプレートで調理することにしました。

焼き始めると、少しずついい匂いが漂ってきます。「いいにおいだね」「きのこのにおいする!」と、こどもたちのワクワクもさらにふくらみます。

焼きあがったしいたけを食べてみると、「おいしい!」「きのこの味がする!」「おかわり!」と大好評。これまできのこが苦手だった子も食べることができました。
自分たちで育て、収穫し、調理して食べたきのこは、特別なごちそうになったようです。

5.振り返り〈振り返りによって得た先生の気づき〉

しいたけの成長や収穫を通して、こどもたちは「育てる」「観察する」「収穫する」「食べる」という体験を経験していました。自分たちで育てたものに大切にし、慎重に収穫したり、友だちを応援するやりとりから、友だちと一緒に育てたことへの達成感も感じられます。

また、きのこが苦手だったこも、実際育てることで愛着を感じ、食べることで食きたことも驚きました。こうした体験を通して、様々な「知りたい」「やってみたい」という意欲を今後も大切にしていきたいです。