(以下、園長先生のお手紙)
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先日、60年振りくらいに車のドアに手をはさんでしまいました。
すぐに、アイスノンや氷で急冷。
丸一日冷やしに冷やした甲斐あって2日目、3日目は何事もなかったように、
腫れず骨折もせずに済みました。
冷やしている最中、60年ほど前、まだ自家用車が普及していなかった頃、車のドアに手を挟み、
爪がはがれた時の痛さが身体中に蘇りました。挟んだ指先から10歳くらいのその時の情景、
母からかけられた言葉、友達の顔などが忘れられずに次から次へと浮かんでくる。
忘れていた60年前の痛みは、身体に、心にしっかり残るものだなと改めて感じました。
毎年夏になると、いろいろな痛ましい事故が起こります。
小さな子どもたちの心のキズだけは、大人がしっかり守ってあげなければとおもいます。
子どもとの対話が多くなるこの季節。
親の方もちょっと疲れたなとおもったら、気分を変えて美術館へいってみませんか。
町田には、図書館や文学館、こどもセンター、公園がたくさんあります。
そう、私の目の前には、はまぎんこども宇宙科学館のパンフレットもあり、
地域や企業でも子どもたちとのつながりの企画を提供しています。
いろいろな方向からの「力」を借りて、子育てを楽しんでみましょう。
どんな事でも、保護者の皆さんと一緒なら、子どもの心に残るはず。
楽しい夏をいろいろな知恵で乗り切りましょう。
園長 齋藤美智子