• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Instagram
 

スタッフブログ | Staff Blog

2024年1月28日|色を五感で楽しむアートのWSイベントを行いました

みなさま、こんにちは。

今日はPAL国際保育園@東京外大(以下PAL)で開催された、イベントのレポートをお届けしたいと思います。

2024年1月28日の日曜日「\LET’S HANG OUT IN THE COMMUNITY/ Find your color〜五感で楽しむPAL国際保育園@東京外大〜」というタイトルで、”色と五感”をテーマにしたワークショップイベントが開かれました!

PAL私たちが開園当初から大事にしてきたことの一つが、地域にオープンな場所であることです。今回もPAL国際保育園@東京外大を入り口に、「まちを遊ぶ」ことを楽しむ大人や子どもが増えたらという想いで準備を進めていきました。

当日はたくさんの方にお越しいただき、別の保育園や学校に通っている子どもたち、近隣地域にお住まいの方なども、一緒に休日を楽しむ一日に!

カラフルなアート、美味しそうな香り、わくわくするピアノの音…PAL国際保育園が大きなアトリエに変身した一日の様子をお伝えしていきます。

子どもも大人も、色にときめく一日に

「まちで、まちを遊ぶ」ことを実践されている方々をゲストにお招きしたワークショップを通じて、子どもも大人も、作ることに夢中になっていく姿が印象的でした。

今回のテーマは「五感」を使いながら、色に触れてみるということ。クッキー作りや絵を描くスペース、音に合わせた読み聞かせなど、会場はたちまちカラフルになっていきます。

◉【色をあじわうRelish the colors】色も香りもカラフルなクッキー作り

最初に紹介するのは、クッキー作りのワークショップ。用意された5色のクッキー生地からは、ほのかに甘い匂いが。香りの正体は何なのか、みんなで当てるクイズは大盛り上がり!

「Strawberry!」「Chocolate!!」と元気な声が飛び交います。普段から英語に触れている子も、そうでない子も一緒に楽しみました。

生地の色や香りは全て天然素材。アレルゲンフリー(TOP28種)&グルテンフリーの「coloridoh」という、多様な人が楽しめるように作られた生地です。

香りや色を楽しみながら、好きな形のクッキーを作りました。

「PALは多様性・異文化が混ざり合っている空間なので、子どもも大人もお互いの違いを認め合って魅力を見つけていく雰囲気があり、いい環境だなと感じます。

普段も食育やアートの文脈でワークショップをすることが多いのですが、今日も子どもたちが『すごく楽しかった』と伝えてくれて、素直に出てきた言葉に嬉しくなりました。」(講師の奥山さん:写真左)

◉【色をみる・色にふれる seeing and touching colors】自由な創作に夢中!

会場に入って真っ先に「これやりたい!」という声が聞こえてきたのが、窓ガラスアートのワークショップ。カラーフィルムを貼ったり、水で消せる画材で絵を描いていきます。

やり始めると没頭する子が多く、窓ガラスがあっという間にカラフルになっていく様子はとっても楽しいです。

「ここに通っている園児じゃなくても遊びに来れるのが嬉しいですよね。私も娘を連れてきていて、絵本の読み聞かせやクッキー作りなどに参加して楽しんでいました。

今日は色と五感というテーマで、楽しみながら学びや発見があるところも魅力的だなと思います。次回もぜひ参加したいです!」(講師の相馬涼さん)

子どもたちの個性が色濃く現れていたのが、キャンパスにアクリル絵の具で絵を描くワークショップ。描き始めると、グッと集中していく子が多かったです。

大人はキャンパスを目の前にすると、何を描こうかしばらく悩んでしまうことが多いのだそう。

一方子どもたちはためらいなく、好きな色を好きなように乗せていきます。上手いも下手もない、自分の感じるままに自由に表現すればいいのだと、心がゆるみました。

「子ども向けのワークショップは初めてでしたが、潔さや集中力に驚きましたね。筆を使うのが難しい小さい子も指で描けるので、色々な子に参加してもらえてよかったです。

PALには初めて入りましたが、敷地外からは中が見えないようになっていて安全だなと感じます。施設内は大きなワンルームという感じで、明るくて全体を見渡せるのもいいですよね。」(講師のSHIHOさん)

◉【色をきく listen to colors】

ワークショップを楽しんでいると、奥の部屋からピアノの音が聞こえてきました。

府中在住で、親子リトミックや読み聞かせで歌やお話の世界を届けるユニット、「とんとんぱっ!」のお二人による、読み聞かせの時間です。

即興演奏に合わせ、「色」にまつわる絵本を読んでくれました。一緒に歌って楽しむものから、じっくりと物語の世界に浸るものまで、子どもたちも夢中です。

お話の中から風船が飛び出してきたり、

青色のお話で、海の中に潜ったり!

じっと聞き入る子も、音と一緒に身体を動かす子も、目をキラキラ輝かせている姿が印象的です。大人も一緒になって楽しませていただきました。

「初めての場所でしたが、幅広い年の子たちが一緒に楽しんでくれて嬉しかったです。今回は色をテーマに絵本を選ぶ過程も楽しかったですね。

今日のイベントのように、府中で活動されている方同士が繋がれることも素敵だなと思います。心が温まる一日でした。」(講師の「とんとんぱっ!」のお二人)

◉【色をかぐ smell the colors】植物に触れる穏やかな時間

幅広い方に楽しんでいただくために、中高生から大人向けのワークショップも!

府中市にある創業1924年(大正13年)の花郷園で採れたクリスマスローズと、ローズマリーなどの香りのいい植物を合わせて作る、「自分だけの香りの森」です。

見た目も可愛く、香りの豊かな植物たちに作りながらも癒されます。

仲良くお話しされていた方々に声をかけると、今日のワークショップで初めてお会いしたそう。地域に根ざしたナーセリー農園が繋ぐ、住民の方々の交流。素敵な時間が流れていました。

「普段から、私たちの農園に来てくださった方に、近隣の素敵な場所もご紹介しています。府中のことを知っていただきたいですし、まち全体で盛り上がっていけたら嬉しいですよね。

そんなご縁で初めてのPALでしたが、本当に多様な方々がいらしていること、自由な雰囲気に驚きました。外からだと分からないことが、もっと伝わっていくといいなと思います。」(講師の野口さん)

◉【色をみる・色にふれる seeing and touching colors】色で自分の気持ちを見つめる

机に向かい、黙々と塗り絵をするみなさん。最後に紹介するのは、アトリエTuttiによる大人むけの塗り絵ワークショップです。

塗り終わった絵の色から、普段立ち止まって聞くことのない自分の気持ちや、状態を見つめていきます。

アートは時に自分や相手のことを知る、架け橋になってくれますよね。色にまつわるお話を交わし合い、心がほぐれるような時間が流れていました。

「他のワークショップでお子様が遊んでいる間に、保護者の方なども自分の時間をとっていただければと思い、今回は大人向けに。同じ絵柄でも塗り方や、色にまつわるお話に個性があって、私自身も発見がありました。

ここは乳幼児以外に、小学生や中学生も通えるという幅広さも素敵だなと思います。PALの先生が作るウズベキスタン料理も美味しくて、次回も楽しみにしています。」(講師のアトリエTuttiさん)

写真キャプション:PAL CAFEで出しているウズベキスタン料理

写真キャプション:キッチンカーのオムライスはふわとろ!

写真キャプション:みんな大好きなクレープのキッチンカーも来てくれました

写真キャプション:お庭では焚き火!お芋やマシュマロを焼きました

ご来場いただいたみなさまからは、

「普段は別の学校に通う子たちとも、一緒に遊べるのがいいなと思います」

「インターナショナルスクールと聞くとハードルが高い気がしていましたが、来てみたらとてもオープンな雰囲気で楽しかったです」

「自分の学校に行けなくても、PALのイベントがあれば外に出るきっかけになるかもしれない」

などなど、様々な感想をいただきました。

初めてPALにいらした方も多く、今後もぜひお気軽に遊びに来ていただきたいです。いつでもお待ちしております!

園長先生からのメッセージ

「保育園に通っている子や、短期スクールに来てくれた子、近所に住んでいる方など、色々な背景の方にバランスよく来ていただけてよかったです。これからも、全ての人に開かれている場でありたいと思います。

あまり知られていないですが、0歳児(生後57日から)〜小学6年生までお預かりをしていたり、英語レッスンは中学生も来ていたり、大学生はボランティアをしてくれたり、大人の料理教室もやっていたり…色々な関わり方ができます!

今回は準備などでバタバタしてしまったので、また次回はみなさんとゆっくりお話できると嬉しいです。お気軽に遊びにいらしてください!」