町田自然幼稚園の5歳児は、1年を通じてお米作りを経験しています。1か月前の稲刈りの時に、「お米はどうやって、いつも食べるお米になるんだろう?」「おにぎり1個はお米が何粒?」と興味をもっていたので、この前の脱穀の時に、一束だけ持ち帰ることに。機械での脱穀ではなく、自分たちの手で脱穀してみる。

「手で一粒ずつ取るの?」「昨日の機械だとすぐなのに…」「手で取ると大変」と実際にやってみると、思いのほか、大変なことに気付く。手作業で脱穀していくうちに「お米落とさないでよ」「まだ、稲にお米ついてるよ」と昨日は気にならなかったお米一粒が気になってくる。

みんなで脱穀した物を合わせてみると…お茶碗一杯と半分の量に。重さをはかってみて…「あんなにたくさんあったのに、これだけなんだね」「お米たくさん食べるには、すごく頑張らないとなんだね」と、いつも当たり前に食べている、お米の大切さ。お茶碗にご飯粒残さないように食べるってこういくことなんだね。体験、経験することで気付いていく、町田自然幼稚園のこどもたちです。