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季節や行事を意識した豊かな食体験を

一年を通じていつでも一定の食材が手に入る。核家族化が進む中で昔ながらの食習慣を受け継ぐ機会が減っている……そんな時代だからこそ、日本の旬の味覚や、古来からの営みを感じとれる豊かな食体験をこどもたちと共有していきたい。だから、私たちは、四季折々の味わいや伝統行事とともに楽しむお料理を意識しながら、日々の給食の素材選びやメニューづくり、こどもたちとのクッキングなどに取り組んでいます。

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手づくりジャムで祝うお誕生会

毎月開催しているお誕生会のために、こどもたちによるジャムづくりに挑戦しています。おとなが用意したレシピにそってただ調理するのではなく、こどもたちが「どんな材料でつくるか」を話しあい、その材料の旬の時期や値段を調べたり、パソコンを使ってレシピや食べ方をドキュメントでまとめたり、実際にお店まで材料を買いに行ったりしながら、毎回、気持ちのこもったジャムをつくり上げています。

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「物語メニュー会議」
ワクワクがつながる

定期的に「物語メニュー会議」を開き、こどもたちが大好きな絵本を題材にしたメニューを給食に取り入れています。例えば「きいろいのはちょうちょ」という絵本から生まれたマカロニちょうちょのかぼちゃサラダを食べたこどもたちが、その翌日から蝶々にもっと関心をよせたり……新しい興味や「食べたい」という気持ちにつながっていくメニューづくりを心がけています。物語メニューは関係園とも共有し、各園でアレンジしたりもしています。

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アレルギーフリーおやつ開発
「もぐもぐプロジェクト」

アレルギーフリーのおやつを、あけぼのフーズと共同開発する「もぐもぐプロジェクト」に参加。
従来の「アレルギーがあるこどもたちを気遣って特別なものを用意する」という考え方ではなく、「食品アレルギーを気にせずに、みんなでおやつを味わおう！」という発想で試作や試食を重ね、おいしくて安全なおかきやフィナンシェなどの開発を手がけ、実際に園での食生活にも取り入れています。